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冬季エゾ鹿有害駆除④

令和2年度(2020年度)冬季エゾ鹿有害駆除最終日です。

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2015年の大雪以来、羅臼町は…道東全てだと思いますが、年々冬の降雪量が減っています。

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2015年の年は羅臼に自衛隊が派遣されたほど・・・大雪の対応に馴れている町民でも追い付きませんでいたからね!

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今では厳冬期に幾度となく雨も降りますし、吹雪らしい吹雪きも起こりませんし、2月になっても裏山周辺は普通に笹薮も出ていて鹿も飢える心配がほとんどありませんでした。

雪の少なさと雨、暖気、雪解けが進み、最終日は山を歩けるギリギリの状態でした。日当たりの良い斜面は全て雪が無くなり、笹薮も立ち上がってしまい、中に鹿が紛れ込んだら見つけるのはほぼ不可能です。

でも、頑張ります。

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第1ラウンドの出発前。

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紀州犬、ゲンタ!

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登り始めはだれしもキツイです。

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社長を撮影!

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初参加のM君、町内企業に就職、狩猟に興味があり2年後、銃の取得を目指すそうです。
優しくN君が初めて履くスノーシューの調整をしてくれています。

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遅れていくメンバーから順に配置していきます。

熊見台付近で小休止。

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頂上直下はN君と自分の二人で展開!

既に下界で配置についている、待ちの方で鹿に動きがあったようで、群れは海側に移動中との連絡が・・

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すたーと!

そこからの展開は早く、配置に着いた時には群れの大部分が異変を察知していて脱出を図り、雪が無くなった笹薮を利用し、幾重にも張り巡らしたはずの待ちの隙間を巧妙にすり抜けて行ったようです。

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無線を聞きながら、自分の持ち場は終了し、春の風景をしばし堪能!

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すり抜けに失敗した鹿は獲られて回収!

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午後からは急激な雪解けにより春の新芽の匂いに誘われて越冬地から鹿が入り込み何頭か頂きました。

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18時から今年度の慰労会があるため、ゴールデンタイムをカットし、急いで解体作業に!

皮も骨も肉も内蔵の一部もほぼすべて余すことなく処理されちゃいました。

夜の慰労会は写真撮り忘れました。

コロナ下で密にならない様に配膳しましたが、そもそも1年間で根室振興局管内は20名感染、現在は入院経過観察者は無しという状況・・・。インフルに至っては感染者無しという状況。

駆除で撮影した画像や動画を上映しながら、今回も事故が無く終わったことに安堵しています。

4回の出動で捕獲頭数は14頭。

鹿の栄養状態は良く、全てのメス成獣は妊娠していましたのでここから先はヒグマの活躍に期待します。

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終わり


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ミズダコも姿を消すのかな?

効率の良い漁法として昭和の日本をはじめ世界各国で行われてきたトロール漁法。

海底を根こそぎ、擦り取っていく漁法で資源を根絶やしにします。

大型船のトロール(底引き網)なら巨大な岩さえも動かしてしまうわけで、以前オホーツク海で操業した日本の漁船が見慣れない巨大な岩が入ったので持ち帰ったこともるほどです。
当時の新聞では隕石ではと思って持ち帰ったように書かれていた記憶がありますが、その大きさの隕石なら億万長者です。

北方四島周辺海域では平成の初めころから旧ソビエト~ロシアにより底引き網が・・・そして様々な魚種の資源の枯渇を招いてきました。

日本側の指摘に、中層引きという言い訳も聞いていたように記憶していますが、そんなはずはなく・・・・

ミズダコという海底を這う魚種の混獲はまさに巨大なブルドーザーで地ならしするようなもの・・・

北方四島 タコ混獲 トロール

昨年あたりから、根室海峡のミズダコもまた漁獲量が急激に落ち込み始めました。

我が羅臼漁協も、熟慮を重ねて手を打つたびに、裏目に出るという不運。

困ったことですが、耐えがたきを耐え、忍び難きを忍び、頑張るしかないのでしょうねぇ

罠での捕獲にシフト

今、羅臼町内では毎週日曜日(2/28~3/28)に銃器によるエゾ鹿有害駆除が行われています。

毎週日曜日に行うようになったのは自分が猟友会に加盟した年からでした。もう、かれこれ13年ですね!

始めたときはまだ羅臼町内のエゾ鹿たちも呑気なもので道路際でまどろんでいたものでした。

44歳、ペーペーの自分はマラソン選手だったということもあり勢子として多い時は1日に4回も山登りを仰せつかったもので、夕食時には箸も持てないほど消耗しきっていました。

まだ、鹿も素直で簡単に待ちの位置へと誘導できた時代です。

やがて、生き残り、戦場を勝ち抜いた鹿たちは百戦錬磨となり、今では手に負えないほど利口になりました。

そこで効率良く捕獲できるということで、囲い罠が設置されるように・・・

しかしそれもやがて通用しなくなり・・・

今はくくり罠が効果を上げています。

猟友会が関わっているわけではありませんが、随分と効果を上げているようで、数は愛護団体が悲鳴を上げそうなので書きませんが、我々の今年の上限目標20頭の遥かに上回る数字。

有害駆除の成果で人里に鹿の姿はほぼ見かけなくなりましたが、標高200m以上、人家周辺から1km以上奥に入るとあちらこちらに鹿の越冬地があります。

人を避けるようになるわけです。

これってヒグマにも言えるわけです。

昭和な春熊駆除で人里にほとんどクマが現れることが無かった時代がしばらく続きましたよね!

鹿では騒がないのにクマになるとヒステリックになる?
どうしたものでしょうかねぇ?

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根室での成果を新聞で読みながら、これからの時代は羅臼も含め北海道全体、ハンターの減少により罠捕獲が増えて行くでしょう。

羅臼もハンターの減少は例外ではなく、近い将来冬のエゾシカ有害駆除が立ち行かないように思います。

勢子ばかり増えても射手がいないようでは・・・

でも、有害駆除という観点から考えれば良いのかも!羅臼の猟銃による有害駆除はハンターの育成という側面もあったのですがこれも時代の流れでしょうね

そしてこれはヒグマにも言えること!

ヒグマの猟期延長に異を唱える方々がいますが、熟練ハンターがいなくなることで問題熊が発生したときはどうにもならないでしょうね!

箱罠で獲れれば良いですが、ほぼ、大体は関係ない熊をひたすら捕殺することになります。
これって、異を唱える方々にとってどうなの?

道の統計で狩猟で獲られる熊も年間20頭くらいいるようですが、その大部分は険しい山中で追いかけまわして命のやり取りをした挙句の結果ではなく、たまたま林道で見かけた、畑に出てきた、そんな感じですよね!

ちなみに自分ですが、知床羅臼の猟友会部会長なんて役職を仰せつかっていますが、熊撃ったことないです。向けたことはありますが、心の中で『バ~ン』というのだけ!
実際の場面に遭遇したら獲れる気が100%しません!
ブルって、引き金ひいて、弾は熊の10mぐらい離れたところを飛んで行く・・・鹿でもよくありますから!

羅臼の皆さん自分の身は自分で守ってくださいね❣

エサやりに罰金!大いなる懸念

昔から問題にはなっていた野生動物への餌付け行為!
エサを与える側、苦言を呈する側双方に立場の違いや考え方があり、客観視している側の自分としては大いに矛盾を常々感じてこの話題が出るたびに嫌な気持ちになる。

綺麗事で塗り固められた人々の業の深さを!

ここからは個人的な見解です。

基本的には野生動物にはエサを与えない、放っておくのが一番だと思います。

罰金制度が設けられました。

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自分は関わっているわけではないので情報は新聞紙上から拾いますが対象動物はヒグマ・キタキツネ・オジロワシ(おそらくオオワシも含むのか?)・シマフクロウだけなのかな?
ここからは、その専門的な職種についている方は絶対に口をつぐむ話です。
この法律制定の一番の目的はヒグマだったはずです。
なぜか、答えは簡単・・・慣れから人との事故を誘発するからです。
圧倒的な力を持ち、人も捕食の対象となりえるヒグマを生まないための予防的法律です。
しかし、世の中はそう単純ではありません!
キツネもダメだろう、狸も、鹿もカラスもカモメもワシもフクロウも、鶴も白鳥もそれぞれの分野の人がそれぞれの立場でものを言います。

四面楚歌の環境省は大変だったと思います。

何とか4種?に収めましたが、これが区別となるのか差別となるのか立ち位置によります。

自分がいつもモヤモヤするのは鷲とシマフクロウの問題!

21歳から30数年間、羅臼町の鳥類天然記念物保護監視員をしていますが、その中で給餌と餌付けの区分けです。

ある高名な方が言うには人が餌を与える行為で対価、利益を受ける行為を餌付けという・・・なるほどとは思いましたが、給餌は見る人の位置によっては餌付けだと思うんですよね!

判り易いのはタンチョウ、今回は入っていないようですが、個人の純粋な思いから始まったタンチョウへのエサやり、そこには利益や対価を求める考えはなかったはずです。
やがて、タンチョウが慣れ集まるようになると環境省が給餌というお墨付きを、そして観光し、今となっては迂闊に止めることができなくなってしまい、苦し紛れの縮小させて云々・・
飛翔能力が高く昔は関東までいたわけです。
放っておけば勝手に新天地を求めていくでしょう。
ただちに止めることができないのは忖度があるから

シマフクロウだって個人で囲ってしまって給餌ということに、それが個人で楽しむか人々に公開するかの違い。

極端な話、シマフクロウが好きでたまらない人があちらこちらで自分以外には一切公開しない、利益も得ない状況でエサを与えることができる環境下をあちらこちらに造ったとしてもそれは給仕だという話に、いやそれは違うとなれば、N市やH町の例はとなっていくでしょう。

鷲がオジロワシとだけなっているのでしたら、巧い抜け道を作ってくれたと思います。

観光船のエサやりが問題になっています。

これも個人的にはやはり無い方が良いとは思っています、がしかし、もう一つの側面があると感じています。

実は近年になりワシ類の列車事故、車輛との交通事故、風車との衝突事故が軒並み増えています。

これらは餌を求めてワシが広く道内に分散化した結果だと感じています。

ワシ飛来調査

その昔、道内に飛来する鷲のほとんどが羅臼の海に依存していました。
もう少し広く言えば、根室海峡、前浜全てでしょうね!

なぜか、定義上は餌付けとはなりませんが、広い意味で餌付けともいえます。

当時の羅臼の海はスケソウダラ漁で沸き立っていました。網から零れ落ちるスケソウダラが海面を漂い、それが越冬のための鷲の貴重な餌となっていてすさまじい数の鷲が集まっていました。

この当時、後々問題となっていくエゾ鹿が『北海道のメスは獲っちゃダメ政策」のおかげで爆発的に増えていました。国鉄も健在で標津線もあった時代です。

鹿の轢死もあったことでしょう。交通事故の死体なんてのは普通にありましたし、エゾシカの狩猟残渣も・・でも、自分もたくさんの鹿の死体を見ましたがその死体に鷲が餌付いていた記憶が全くありません。

今じゃ夜の道路上に鷲がいてびっくり・・・何かと思えば鹿の死体に・・・

あの当時は、オジロワシもオオワシも海鷲ですから、あえて海で魚が捕食できるならば内陸で鹿を食べる必要は無かったのでしょうね!

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しかし、羅臼の海からスケソウダラ姿を消し、それに強く依存していたワシ達は道内に広く散らばるわけです。

そして、鹿の死体に餌付くわけです。

まだ規制されていなかった鉛弾でのエゾ鹿残渣。

列車や自動車による事故死体。

それに伴い鷲の事故。

エコの名のもとに増設される風車。

対策は追い付かず、鷲の死体の山が増えて行くだけです。

どんなに高名な先生が叫んでも、声は届かず・・・

自分はねぇ~羅臼の観光船の餌付けも、根室の餌付けも考え方を変えて必要悪?JRや道路管理者、風車を設置する側の対策がしっかり取られるまでの救護措置と考えた方が良いのではと思います。

あえて、餌付けて危険な地域へ行かない様に!

事故で死んでしまっては元も子もないように思います。

今年、コロナ禍で観光船の餌付けが極端に減りました。同時に道内各地での衝突事故がずいぶんと増えました。
関連が無いとは思えません、立場上認めないでしょうけれどね。

餌付けでワシの落水や衝突も言われますが、昭和な海ではよくあったこと、ただみんな忙しくて構っていられない、たまに気の利いた船頭が助けるぐらいです。死ぬのもいたかもしれません、でも、そこは海鷲、意外とタイミングを計って自分で飛び上がるのを何度も見ています。


今回の法律の制定で一番の闇は悪用されること!

誰も指摘しませんが、それが一番心配です。

誰もが簡単に動画を撮影できる時代です。

悪意(本人は正義?)で相手を陥れるために証拠として提出することができる時代です。

あそこの会社をと思えば動画をメディアに、警察に、SNSに!
昭和のヤクザなら直接会社や個人に恐喝ですが、そんな時代ではないです。

自分も経験ありますが、愛護団体や環境保護団体の多くは寄付金収入を得るために動画や画像をSNS上に流します。そこには事実とは違う内容を添えて、或いは誤解を招く(ファンが)ように巧妙に言い回しながら宣伝材料に!

シーシェパードが良い例です。

社会的に抹殺するのは簡単な嫌な時代!
知床が野生動物に関わる人々がいがみ合う嫌な時代に!


本来は野生動物にとっても人にとっても優しい法律であるはずが、人々の業の深さから共産国家の様な密告社会となりはしないか心配です。







知床半島斜里町でのヒグマ死亡事故

これは40年以上前の話です。

でも、これからを考える時忘れてはならない事故の一つです。

1974年(昭和49年)11月11日に起こったであろう死亡事故です。

自分は当時小学生、叔父も含め羆ハンターがごろごろしていた時代です。

当時、斜里町文光町にお住いの林正雄さん(37歳)がヒグマの単独猟に出かけたんですね。

11月初め、すでに木々の葉は落ちて見通しもかなり良くなってきてはいます。
当時はエゾ鹿なんてものは居ないというか道内でも特定の地域にわずかに居る程度、知床でも目撃などは無いと思います。

根北峠の途中にある越川小学校から2㎞程の山林へ

帰宅予定の夕方を過ぎても帰ってこないため・・・

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当時は携帯なんてものはなく、無線だって今みたいなものも無いわけで、捜索に猟友会が関わったことで発見できた事案です

ハンターならどういうところを歩くかということを知っていたから見つけることができました。

当時のハンターなら皆さんクマハンターでしょう(エゾ鹿いないし)

その当時参加された方の多くは既にあちらへ行かれたか、そろそろ引退を考えられている方々ばかりかと思います。

ここ最近、羆と格闘されるSさんあたりも参加されたんだと思います。

その後、雪の季節でもない、決して条件が良いとは言えない環境でこの加害個体は獲られています。

愛護・保護の方から言わせればそもそも撃つなっていう話なのでしょうけれど、その話は置いといて!

被害者がハンターではなく、秋の山菜採りや自然愛好家の入山だったり、したとりしたとき。

子どもだったり、女性だったりしたときもやっぱり批判の対象?

昨今、ヒグマの猟期延長が話題になっています。

春熊駆除が終わり30年余り・・・ヒグマの駆除を山中に分け入って行わなければならないような状況になったとき、この時代のハンターの様に向かえる技術・経験・体力・度胸・強運あると思います?

どれ一つ欠けてもダメです。

11月に加害個体を獲られた斜里猟友会の方々の凄さを感じます。

そんな昔の先輩方に少しでも差を詰めたい猟期延長です。
今の自分に足りないものは体力以外全部!

ヒグマの猟期が延長になっても昭和な時代とまったく条件が違います。

これでもかという規制(昔は保護区も一切関係なし)
社会的な世間の厳しい目(わが身に関わらなければ可哀想)
年金貰う前の世代に暇な人は居ません。(本業が忙しい)
獲った熊の処分に困る(昔はお金になったらしいですが)

反対を叫ぶ人たちがことさら大袈裟に過剰反応していますが現実はそんなに簡単ではないです。

斜里町の羆は現在、斜里町知床博物館にひっそり置かれています。

プロフィール

知床桜

Author:知床桜
北海道は知床の羅臼町で自由気ままに生きています。色々問題行動もあり関係者に迷惑をかけることもあり自覚していますが、・・自覚しているだけ!

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